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グアラニー語(グアラニーご、Guaraní、''avañe'ẽ''), は、トゥピ語族のトゥピ・グアラニー語族に属する南アメリカ先住民の言語である。パラグアイではスペイン語と共に公用語として用いられるほか、同国人口の88%がこれを解し、地方部では住民の半数がグアラニー語のみを母語としている〔Mortimer, K 2006 "Guaraní Académico or Jopará? Educator Perspectives and Ideological Debate in Paraguayan Bilingual Education" ''Working Papers in Educational Linguistics'' 21/2: 45-71, 2006〕。またパラグアイに限らず、アルゼンチンのメソポタミア地方やブラジル南西部など近隣諸国の住民の間でも用いられており、ボリビアでは他の先住民言語とともに公用語のひとつとして、アルゼンチンのコリエンテス州ではスペイン語に次ぐ第二公用語に指定されている〔Website of Indigenous Peoples' Affairs which contains this information 〕。 グアラニー語はアメリカ先住民の言語のうちで唯一、先住民以外の話者が多数を占めている。これは、例えばスペイン語のようなヨーロッパの旧宗主国の言語へと切り替わっていった南北アメリカ大陸にあって、例外的なケースといえる。スペイン人とインディヘナの混血であるメスティーソや、また同化を被り上昇志向が強いインディヘナは、スペイン語でなくグアラニー語でもって、自らを同じくする文化・アイデンティティーの印としている。 イエズス会の宣教師で ' (グアラニー語の宝)を著したアントニオ・ルイス・デ・モントーヤは、グアラニー語について「豊かで格調高く、最高の名声を受けるに匹敵すべき」言語であると述べている。 なお一般にグアラニー語といえばパラグアイの公用語を指すが、この言語はグアラニー諸語、もしくは方言連続体の一部であって、これらの言語群に属する姉妹語の過半も同じくグアラニー語と呼ばれていることに留意されたい。 (グアラニー語の宝)を著したアントニオ・ルイス・デ・モントーヤは、グアラニー語について「豊かで格調高く、最高の名声を受けるに匹敵すべき」言語であると述べている。 なお一般にグアラニー語といえばパラグアイの公用語を指すが、この言語はグアラニー諸語、もしくは方言連続体の一部であって、これらの言語群に属する姉妹語の過半も同じくグアラニー語と呼ばれていることに留意されたい。 ==歴史== イエズス会はインディヘナに対するローマ・カトリックの布教をグアラニー語で行い、イエズス会伝道所のような自治共同体でもグアラニー語が用いられた。また往時のパラグアイを支配していた諸々の独裁者が国境を閉ざしてしまったために、国内の文化や言語は守られる結果となった。こうしてグアラニー語は活力を保って生き延び、公用語の地位を得たのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グアラニー語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Guarani language 」があります。 スポンサード リンク
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